ブラジルのRF規制機関─国家電信管理局(Agencia Nacional de Telecomunicacoes, ANATEL)は、携帯電話充電器の技術要求とテスト手順を確立するための新しい法案第5159号を発表しました。この新しい法案は2022年10月26日に発効し、現行の第3481号法案に取って代わります。
新しい法案の主な更新は次の通りです：
1. 適用範囲：
a. AC電源で電力を供給されるポータブル充電器（例えば：住宅用充電器）。
b. DC電源で電力を供給されるポータブル充電器（例えば：車載充電器）。
c. 誘導充電器。電源タイプ（ACまたはDC）を問わない。
d. 電子デバイスに電力を供給する専用 USBインターフェース（ポート）。データ送信機能なし。電源タイプ（ACまたはDC）を問わない。
e. 電気/電子統合デバイス（テレビ、コンピューター、マルチメディアセンターなど）用の設計されたUSB インターフェースは、これらの要求の対象外です。
2. 車載充電器の場合、ESDテストはISO 10605/2008の第8.3項に従って行う必要があります。静電放電テストは、次の条件で行われます：
a. 2 kV、 4 kVと6 kVは接触放電に使用されます；
b. 4 kV、 6 kVと8 kVは空中放電に使用されます。
3. 車載充電器の場合、Surgeとtransient immunityテストは、ISO 7637-2/2004規格の手順に従って行う必要があります；
4. USBインターフェースを備えた車載充電器の場合、ANATELは、第一者または第二者の実験室(メーカーの実験室など)からのESD、Surge、transient immunityテストレポートを受け入れます。この実験室は、OCDによって評価・認可される必要があります。
5. 車の内蔵車載充電器は、オプションでMint labelを使用できます。メーカーがMint labelを使用しないことを選択した場合、このデバイスのラベルにはANATELのマーク(ANATEL ID: HHHHHH-YY-FFFFF)が必要です；
6. 安全テストは、ポータブル車載充電器のみに適用されます。内蔵の車載充電器に適用されません。
7. Voltage Dips/variation(IEC 61000-4-11)イミュニティテストを取り消します。
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