ISED が比吸収率(SAR)評価の試験簡略化ガイダンスを発表
発行日:2025年10月22日 文書番号:Newsletter-202510001
カナダイノベーション・科学・経済発展部(ISED)は、最近、SAR試験簡略化ガイダンスを発表し、 RSS-102.SAR.MEAS 第5.1節の要求に従い、特定状況におけるSAR試験簡略化方案を明確にしました。
簡略化試験の適用条件:
5mm以下の距離で 1g の身体 SARを試験する機器について、 0mmで10g 四肢 SARを試験する時、試験をしなくてもいいですが、次の条件を満たす必要があります:
l 操作周波数が6 GHz 以下;
l 身体と四肢の使用状況の電力レベルと調整許容差が同じ;
この試験簡略化を適用するには、RF曝露技術概要には、上記すべての要求がどのように満たされるかを記載する必要があります。
試験簡略化が適用されない状況:
l 手持ち機器を頭部に近づけて音声通話を行う時の曝露状況について、RSS-102.SAR.MEAS 第5.10節を参照;
l 周波数が6 GHzを超える機器について、吸収電力密度(APD)制限を遵守する必要があります。
このガイダンスは、一部機器のSAR試験要求の簡略化に役立ち、 ISEDのRF 曝露適合基準への準拠を確保する必要があります。